柔道用語で、後の先(ごのせん)
柔道用語で、【後の先(ごのせん)】という言葉があります。
相手が仕掛けてきた技に合わせて、仕掛ける技のことを言います。
ビジネス世界では、【守りながら、最終的に勝つ‼️】ということで使います。
勢いだけで、無謀な不動産投資やビジネス投資をしないで、市場動向や経済状況、競合他社などをよく熟慮してビジネス展開していくことが大切です。
①周囲が悲観的な時、景気が悪いときは攻めの時であり、周囲が楽観的で景気が良い時こそ守りの時である。
②リーマンショックを忘れるな!実力以上の借金が身を亡ぼす!
バブル崩壊やリーマンショックで、多くの新興不動産企業が倒産の憂き目に合いました。
バブルにより、土地が、どんどん値上がりしていた状況下において、【今、土地を買わないと、儲け損ねる】ということで、積極的にマンション用地(マンションを建設するための土地)を、金融機関から多額の借り入れをして買い集めていた新興のマンションデベロッパーは、ITバブル崩壊やリーマンショックにより、倒産・破産、民事再生していきました。
バブル崩壊やリーマンショック等により、急激な土地の値下がりが生じ、金融機関による担保評価や融資の見直しにより、融資金の貸し剥がしや回収が生じたからです。
もともと、新興企業で、企業体力が無かったために、金融機関が味方から離れたら、あっという間に、資金繰りが立ち回らなくなります。
景気が良いときは、金融機関は、【お金を借りてください】と融資に積極的ですが、ひとたび景気が悪くなれば、【お金は、もう貸せません】と、最大の味方から最大の敵に変わります。
【一寸先は闇】
攻めるときは攻めながらも、財務状況の健全さを重視する慎重さを失わない経営スタイルが非常に重要です。
常に、起業家は、頭の片隅に置いて置くべきです。
【後の先】、【守りながら、最終的に勝つ‼️】