住警器や消火器の交換時期の目安
自宅(一戸建て)にある消火器や、室内天井(寝室となりえる独立した部屋)に取り付けてある住宅用火災警報器(住警器:じゅうけいき)は、設置してから、8年以上経過しているでしょうか?
もし、8年~10年以上を経過している場合には、耐用年数から本体ごと交換をオススメします。
住警器内の専用リチウム電池の寿命により、誤作動を生じ、ピィピィと鳴ったり、電池切れですと鳴ったりします。電池切れで鳴った場合には、警報停止ボタンを押して止めます。そのあと住警器本体の外周を持って、天井に押しつけながら反時計回り(左)に回し、カチャと取り外し、中の電池を取り外します。電池は、差し込んであるコネクタ(白・赤の2箇所)を抜くだけで、簡単に外れます。
住警器は、どちらかと言うと、熱感知式よりも、煙感知式です。交換も簡単です。
住宅用火災警報器には、「煙感知式」(光電式)と「熱感知式」(定温式)の2種類がありますが
煙感知式(光電子式)
火災により発生する煙を感知する火災警報器です。
火災の初期から発生する煙を検出し、早期に発見できるため、特別な理由がない限り煙式を設置するのが基本となっております。
熱感知式(定温式)
火災により上昇する熱を感知する火災警報器です。
台所などで大量の湯気や煙が出る恐れがある場合に設置します。
マンションの場合には、電気配線で設置されている熱感知式の住警器が大半で、自動火災報知設備(自火報:じかほう)である受信盤や非常ベルなどの火災報知機、発信機と連動しており、個人で交換はしません。
熱感知器は、熱に反応し、センサーが一定の温度に達すると警報を発するものです。
熱感知の火災報知器には、感知器内部に入っている空気の温度が上昇、膨張することで作動する「差動式スポット型」と感知器周辺の温度が一定の温度に達した場合に作動する「定温式スポット型」があります。
差動式スポット型は主に居間など温度の変化が少ない場所に、定温式スポット型はキッチンなど温度が高くなりやすい場所に設置されることが多いです。
マンションやアパートにお住まいの場合には、定期的に消防設備点検を行っておりますが、交換時期に、管理会社から、その旨の案内があるかと思います。
消火器は、安全性を考慮し、加圧式よりも蓄圧式をおススメします。
蓄圧式消火器の特長
●安全性に優れ、破裂リスクが少ないです。
●圧力計を見れば、使用可能な消火器かどうかが一目瞭然です。
●握力のない人でも一定量を持続して放射できるので安心です。
加圧式消火器の特長
●高いガス圧で一気に薬剤を放射し消火できます。
「ABC粉末 消火器10型」とは?
・「 ABC 」とは 、「A火災=普通火災」「B火災 =油火災」「C火災=電気火災」 に対応する消火器というこを表しています。
・「 粉末 」とは、 粉末消火薬剤を使用しているこ とを表しています。
・「 10型 」とは、 A火災とB火災の能力単位の合計数で、消火器の消化能力の大きさを表して います。C火災には能力単位はありません。
消防用設備等の検査
法定点検~機器点検(6ヶ月に1回)、総合点検(1年に1回)
3年に1回、消防長又は消防署長に報告
※複合用途の場合は1年に1回