不動産投資であれば、J-REITがお勧め
不動産投資といえば、【ミドルリスク・ミドルリターン】と言われます。
一方、株式投資は、【ハイリスク・ハイリターン】と言われます。
不動産投資は、土地と建物という目に見える買い物をする安心感があります。
株式投資は、最悪、投資している企業が倒産し上場廃止になれば、紙くずになってしまいます。
しかし、不動産投資においても、修繕費が想定以上にかかる、入居者やテナントがつかず家賃の下落が激しいなどのリスクがあります。現金一括決済で購入するほどの投資家であれば、おそらく他にも不動産を所有していると思われ、仮に赤字であったとしても、確定申告のときに損益通算すればいいわけで、節税対策でいいわけです。
修繕費は、雨漏れや不同沈下(床の傾き)が起こってしまうと、最悪です。多額の修繕費がかかります。
しかし、赤字の不動産だけ不動産投資物件で購入してしまった場合には、最悪です。購入するために多額のローンを組んでいる場合がほとんどであり、ローンの毎月返済額は定額で、手取り家賃が減少したり、修繕費がかかっても関係ありません。借入金融機関に対して、きちんと返済していかなけばなりません。
従って、不動産投資において、いわゆる【ババ物件】を掴むと、それは【ミドルリスク・ミドルリターン】ではなく【ハイリスク・ローリターン】になってしまいます。
以上から不動産投資においては、いつでも換金でき、多数の物件を組み込んでリスクヘッジしている上場不動産投資信託商品【J-REIT(ジェイ・リート)】をお勧めします。利回りは、表面利回りで3~5%くらいですが、銀行に預金しておくよりはいいと思います。
しかし、短期運用ですと、売却代金が購入代金よりも下がる場合もあるので注意が必要です。
あくまでも、中長期的に運用したほうがいいかと思われます。